未経験からIT業界で働く方法

未経験からIT業界で働くことは十分可能ですが、いくつかやっておくべきこともあります。まずは、できるだけITの基礎知識を学んでおくことです。どの職種でも、ITパスポートに合格できるレベルの知識や、プログラミングの基礎は知っておいて損はありません。一方で、難しそう、勉強を継続できるか心配という声もよく耳にします。しかし、勉強のハードルは年々下がっており、気軽に始められるようになってきました。オンラインスクールが増えたことで、今の仕事を続けながらでも学ぶことが可能です。ゲーム感覚で問題を解いたり、プログラミングを学べたりするスマホアプリもあります。肩肘張らず、まずは挑戦してみる姿勢が大切です。

IT業界以外から転職を考えているのであれば、これから関わるITの知識の他、これまで培った特定の業界のノウハウを整理しましょう。IT業界では、ITを使ってクライアントが抱える問題を解決しますが、そもそもクライアントがどんな仕事をしているのか、なぜそれをするのかを理解する必要があります。その前提知識がないと、開発も提案も独りよがりで、的外れなものになってしまうのです。ここでもし、クライアントと同じ業界で働いた経験や知識があるなら、より深く的確な行動を起こせるでしょう。IT業界以外で働いたノウハウが、大きな強みになるわけです。これまでの知識を置き去りにせず、むしろIT業界で活かせるよう磨きをかけておく方が、転職のアピール材料としても大きな効果を見込めます。